私たちは、空間デザインをメインとし創業より邁進してまいりました。 モットーはまず楽しむ事、楽しみや笑顔の無い空間はどこか寂しく冷たく感じてしまうものです。 だからこそ、造形・素材・色・光にこだわりを持ち、人が自然と集まる暖かい空間を提案したい と常に思い、アンテナを張っており、それは創業以来変わる事のない考え方です。 一つ:造形へのこだわり 店舗の形を考える際には、まずどの層のお客様が訪れるか、まずどこを歩くかなどお客様 視点でお店の全体を考えます。入店時にお店の雰囲気を感じ取っていだけるよう、建具に 細工を施したり、壁の質感、床の質感にアクセントとしての加工を施したり、ありきたり にならないデザインを目指します。 しかし、ありきたりにならない様にと言ってただ奇抜な物を考えるのではありません。 少しの遊び心・技術的粋な加工によって知らず知らずその空間に溶込むデザインの事です。 二つ:素材へのこだわり 素材へのこだわりは、とても難しい選択です。素材が持つ力を求めれば求めるほど、価格 へと直接繋がって行くものです。木材一つにしろ、古材(一番魅力的な木)国産材(日本 で取れる、日本人ぽく緻密です)高級輸入材(チーク、ウオルナットなど)輸入材(日本 材より少し大雑把な感じですかね。)合板+シート(フェイクウッドいわば偽物です。) など、用途や予算により使い分けます。しかし輸入材や合板+シートなどはやはりぽい物 作りになるので、多様するとチープなお店になってしまうのです。使う場所・量を調節し ぎりぎりのラインでの設計がやはり人の集まる良いお店になると思います。 三つ:光と色へのこだわり 光と色は、直接視覚に入りイメージを決定づける大切な要素です。暗い店と明るい店、暗 色と明るい色では、同じ作りでもまったく印象は違ってくるはずです。店舗のイメージに 合わせ、暗さや明るさ、暖色や寒色を使い分け、訪れた方がまた来たくなる気持ちを持つ 様な居心地の良さを創り上げなければなりません。また光には、強さや光自体の色身があり 光が当たる物の色をも変える力があるので、慎重に選んでいかなければ逆に色を殺しかね ません。光と色が創り出すイメージにこだわりを持ち、完成を想像しつつ最終的なデザイ ンに落とし込んで行きます。 まだまだ私たちが店舗デザインに対してこだわる所はありますが、その他のこだわりはク ライアント様の職種や、土地の色、場所などによって変えて行くノウハウですので、説明 が難しいものになります。常にクライアント様のパートナーという立ち位置で店舗を考え 来店されるお客様の事を思いデザインを考える、それがハートデザイン研究所のデザイン に対しての考え方です。